Month5月 2011

【書評】サバイバル時代の海外旅行術 高城剛 ノマド、パーマネントトラベラーを目指す人に

サバイバル時代の海外旅行術 高城剛は、ガイドブックに書いてあるような観光地をまわることに疑問をもっているちょっと旅慣れた人にぜひ手に取ってほしい本です。

日本の旅行後進国ぶりを、各国の海外旅行者数と人口比のデータなどを用いて説明するところからはじまり、海外の人々の旅行感覚との差異を紹介しています。

累計150冊以上のガイドブックを買ってきた著者が、「地球の歩き方」などの日本のガイドブックを20年以上変わっておらず、広告主の意向を反映させるために旅行者の視点に立てていないと、バッサリと切り捨てています。現地にいったことすらない人たちが署名せずに記事を書いているのが日本のトラベルジャーナリズムで、それでは本当に役に立つ情報が記載されるはずがないということを、海外のガイドブックの事例を取り上げつつ解説しています。

自分だけの「10のやりたいこと」を考えて、インターネットやガイドブックを使ってそれを旅行プランに落とし込んで自分でガイドをつくることをを推奨しています。
インターネットでの旅行クチコミサイトは急増していて、実際に現地に行った人の感想は検索などで調べれば出てきますし、さらに最近では現地に今いる人に直接質問できるようにすらなりつつありますので、著者のこのアドバイスは今後ますます実現しやすくなっていくと思います。

後半ではSIMフリーの携帯電話やパッキングのための圧縮袋、ソーラー充電器、電子辞書、モバイルプリンターなど、著者が実際に使っている旅行アイテムを紹介しています。

航空運賃の値下げがより進んでいった結果、爆発的に流動人口が増えて、場所に対する人々の考え方が大きく変わるというハイパーモビリティという概念が説明されています。遊びや仕事に、海外を選択肢として自然と入れる人が多い国と、そうでない国の格差は今後ますます広がっていきそうだと感じました。

サバイバル時代の海外旅行術 (光文社新書) サバイバル時代の海外旅行術 (光文社新書)
高城剛

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ネットを活用して英語を効率的に学習する方法

海外で働くときにはある程度英語を話せたほうがいろいろと便利です。
このページでは、英語を学習・練習するためのサイトなどを紹介したいと思います。

NHKの語学番組

ラジオ英会話がインターネットでいつでも聞けるようになっています。
基礎英語から実践ビジネス英語などの上級者向きまで、幅広い層を対象とした番組がありますので、自分にあったところから聞いてみてください。テキストも400円ほどで書店で販売していますので、非常にコストパフォーマンスの高い学習方法だと思います。

NHK語学番組 | 英語の番組 |

15分程度の番組ですが、毎日続ければ着実に身に着くと思います。
私も高校生のころから聞いてます。

skype(スカイプ)で英会話

skype(スカイプ)という同じソフトを使っている人同士であれば、無料で世界中とチャットや通話ができるソフトがあるのですが、それを活用してフィリピン人の英会話講師などと話すというものです。価格が従来の英会話スクールに比べると圧倒的に安いのがポイントで、1レッスン200円程度で受けられます。

レアジョブ

スカイトーク

いずれも無料体験期間がありますので試してみてください。

講師は日本語ができませんので、少しは話せる人が対象になるかと思います。
上記2つはいずれも試してみましたが、たまに発音が微妙な先生にあたる以外には特に問題ないと思いました。

机に向かってただ勉強するよりも、会話に慣れるほうが重要なので、そういう意味でもよい学習方法だと思います。

語学学習のためのコミュニティ

ネィティブと相互添削で語学学習 | Lang-8

文章を書くとネイティブが添削してくれるサイトです。私は試したことがないのですが、かなり活発にやり取りがされているようです。

英語で日記を書いて添削してもらうことは文法の勉強に向いていると思います。辞書や参考書では調べづらいニュアンスの違いなども修正してもらえるのもネイティブに見てもらう大きなメリットですね。

【書評】「週4時間」だけ働く。 ティモシー・フェリス 海外に進出するなら読んでおきたい名著

「週4時間」だけ働く。 は海外で働くまでのステップが具体的にまとまっている名著です。
起業独立する人だけを対象にしたものではなく、サラリーマンをやりながらにしてどう時間と場所の制約をなくして働くかといった内容もまとまっていますので、すべての人におすすめできます。

海外で働く予定の人はぜひ一読をおすすめします。

タイトルはちょっとうさんくさい印象を与えてしまう残念な感じなのですが、内容は非常にまともで堅実なもので、怪しげな要素はありません。

「週4時間」だけ働く。 「週4時間」だけ働く。
ティモシー・フェリス,田中じゅん

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仕事をいかに効率化し、自分でやる必要のない部分を外部に任せていくかというノウハウが具体的にまとめられています。少しずつ仕事の時間を減らしつつ、同じアウトプットを維持していくという考え方を実践すれば、仕事の内容によっては、本当に週4時間程度に収まってしまうかもしれません。

時間管理の考え方についてもよくまとまっています。

どうでもいいことをうまくやっても、それが重要になるわけではない
多くの時間を必要としても、その仕事が重要になるわけではない
何をやるかはどうやってやるかよりもはるかに重要
111ページより引用

「関係ない」、「重要じゃない」、「緊急じゃない」すべての情報や割り込みを無視するかかわしてしまうことだ。ほとんどのことはこの3つに入る。
137ページより引用

また、情報の取捨選択を積極的に行って、最低限の情報だけが入ってくるようにすることで、時間をつくるといったすぐにでもできる内容も含まれています。

時間やお金や場所の制約をなくした生活をするために、職場や上司と交渉したり、メールの送受信などの現在の仕事を部分的にアウトソースしたりする方法を解説しています。
たとえばですが、フルタイムで働いて月収50万円の人が頑張って仕組みをつくり、ほとんど何もせずに月収20万円にすることを目指すことは非現実的ではないと思います。
また、自分にとって最適な仕事の量と収入のバランスを決めてみるのもいいかもしれません。

紹介されているツールは海外のものが多いのですが、調べれば日本語で使える同様のツールも見つかるかと思います。

分厚い本ですが、すべてに目を通して、自分ができるところを探して少しずつ進めていく価値がある内容だと思います。この本を本当に活かせるかどうかは、自分の常識を捨てて実践することができるかにかかっていると思います。

分別のある人間は、世界に自分を合わせる。分別のない人間は、世界が自分に合わせろと言い張る。それゆえ、すべての進歩は分別のない人間によって左右されるのだ。
ジョージ・バーナード・ショー
83ページより引用

おすすめです。ぜひ読んでみてください。

「週4時間」だけ働く。