Month9月 2015

インドネシアへの送金ならスピードマネートランスファーがおすすめ

最近インドネシアに送金するのにスピードマネートランスファージャパンという会社を使っています。メガバンクなどの普通の金融機関を経由して送金するよりもはるかに楽だし、手数料も安いなのでオススメです。

メガバンクで送金してたのですが、窓口まで行くはめになってしかもやたらと待たされるし、なぜか請求書などのエビデンスを求められてときには疑うような感じで質問受けたりと、とにかくストレスが溜まります。しかも手数料が非常に高く為替レートも悪いという何もいいことがないので、スピードマネートランスファージャパンという会社に切りかえました。

送金の流れ

1.まず、会社として登録する必要があります。登録すると会員番号と、ゆうちょ銀行の口座情報が送られてきます。

2.海外送金したいときに、手数料と送金したい金額の合計金額を指定されたゆうちょ銀行の口座に振り込みます。

3.SMSで社名、会員番号、送金先の口座名義、銀行名、支店名、Swift、口座番号、送金したい金額を送ります。

4.1営業日以内に送金が完了します。

スピードマネートランスファージャパンのメリット

ネット銀行でゆうちょ銀行の口座に振り込み、SMSで送金指示をするだけなので、金融機関の窓口に行くのとくらべてはるかに楽で早いです。

送金手数料が安く、大きな金額を送っても1,800円で済みます。

デメリット

1日あたり100万円までしか送金できないそうです。

問題としてスピードマネートランスファーの口座を介して送金することになるので、銀行口座の振り込み先の履歴がスピードマネートランスファーの名義になってしまいます。

そのため、明細を記録、保存しておいて税理士の先生に内訳を送らなくてはいけません。

サイトはこちらです。
SMTJ K.K.

インドネシアでしか試していないのですが、フィリピンにも送金できるようです。
もともとフィリピン向けにサービスを開始するところからはじまった会社で、最近インドネシアへの送金サービスをはじめたみたいです。
インドネシアルピア、フィリピンペソ、米ドル、ベトナムドンのレートがサイトに記載されています。

このサービスのおかげで、とにかく面倒で不快な作業だった海外送金の手間をだいぶ減らせました。窓口に行かないと駄目なサービスが
もっと規制が緩和されて各国に向けて類似のサービスが出るといいですね。
楽天銀行やセブン銀行が海外送金に対応しているようなので、タイへの送金もオンラインに切り替えるためにこれから調べて試してみるつもりです。

このサービスよりもさらに良いサービスがありそうな気もするので、何かご存知の方は教えていただけるとうれしいです。

インバウンド観光を盛り上げるための訪日観光情報メディアJapanListの運営をはじめました

2015年2月に日本の観光地を英語、タイ語、インドネシア語などで紹介する訪日旅行者向けのJapanListというメディアを開始しました。

今後東南アジアの訪日旅行者が急増する見込みになっています。それにもかかわらず、英語や中国語とくらべると東南アジアの言語での情報が少ないです。せっかく日本に遊びにきたのに訪問する先に関する情報が少なくて困っている国の人たちは多いのではないかと考えました。

Googleで検索してもあまり日本の地域に関する情報が見つからない言語の国に向けてメディアを運営することで、少しでもインバウンド観光を盛り上げることの一助になればと考えています。

検索しても情報が見つからない場所に関しての情報、つまり他のメディアでまったく取り上げられていないところにスポットをあてて紹介していきます。

主要な観光地についての情報は他の訪日観光メディアで紹介していそうなので、グルメやショッピングなどの街歩きの情報を中心にしています。また、旅行だけでなく、ビザの取りかたや生活するときの注意点などもまとめています。

タイ語だけが本格的に取り組んでいる状態だったのですが、かなり順調に伸びていて、Facebookは投稿のたびにだいたい100以上のいいねがつくようになりました。これから他の言語にも同じ方法を展開していきます。韓国語、中国語繁体字、ミャンマー語などに対応する予定です。

運営にあたって意識していること

メディア運営にあたって気をつけていることをまとめてみました。

すべての言語で同じコンテンツにしない

日本語か英語で書いて、それから各言語に翻訳するというフローにしたほうが記事あたりのコストは安くなると思うのですが、あえて内容を揃えずに各国でバラバラの内容にしています。

国ごとに注目される情報は違うと考えているためです。

ある特定の国で人気になった記事は他の国の人にもウケるかもしれないので、人気になった記事を他の言語に順次英語に翻訳して英語版に掲載し、それから各言語にも翻訳していくという流れにしようと考えています。

日本人視点にならないようにする

日本人がどの観光地やお店を紹介するかを決めるよりも、各国のネイティブのライターがどの場所を紹介するかを決めたほうがよいと考えています。そのため、日本人を中心にせずに、東京のオフィスにいるタイ人の同僚を中心にコンテンツ企画をしてもらっています。

そんなことを書くんだという意外な内容が人気記事になったりします。100円ショップで売っている特定の商品だけを取り上げた記事が何万にも読まれるというような事例がいくつかでてきました。

外部の人の協力を仰ぐ

日本旅行が好きな各国のネイティブの人たちにライターとして活躍してもらうようにしています。たいして大きな報酬は払えていないのですが、旅行のついでに写真を撮って、あとでブログにするとお小遣いが稼げるということで、書くのが好きだから参加してくれているような人が多い印象です。

情報の偏りをなくす

日本の一部だけを切り取って紹介するのではなく、幅広く取りあげる方針でいます。たとえば有名な観光地だけを紹介するだけだと、普段日本人があまり行かない場所ばかりになってしまうため、日本人が普段の生活でよく行くようなお店も取り上げていきたいです。伝統芸能・伝統工芸品、ファッション、アニメや漫画といった特定のジャンルに偏るのも避けて、とにかく様々な視点と切り口で日本を紹介していくサイトにしていきます。

今後の展開

インバウンド観光市場が一気に伸びているものの、まだまだ日本国内の対応準備は十分とはいえない状態だと思います。一方で、すごく外国人が集まっている観光地があるのに、その近くにある別の場所はまったく知られてないという格差みたいなものができているように見えます。

JapanListというメディアを通じて、この地域や場所ごとの差をなくしていくことに貢献したいです。有名な観光地の近くになる他の場所を訪問するきっかけとなるような記事を作っていきます。

たとえば東京に訪問した人は東京だけを数日観光して帰ることも多いですが、記事を読んだことで、電車で2時間くらいで行ける範囲の近隣の別の都道府県にも立ち寄りたくなるみたいな流れを作って、多くの場所に送客できるようになるのが理想です。

9月24日から27日まで東京ビッグサイトで開催されていたツーリズムEXPOとVISIT JAPAN Travel & MICE Martに参加しました。毎日参加して4日間で合計60名ほどの自治体、観光協会の皆さんから話を聞かせてもらったのですが、ほとんどの地域がタイ語やインドネシア語への対応はしていませんでした。
今後東南アジアからの旅行者が増えていくことを踏まえて、英語、中国語簡体字・繁体字、韓国語に続いて他の東南アジアの言語での対応を支援していきたいと思います。

会社として外国人受け入れの対応の支援ができるような体制をつくっていきます。

JapanList
Japan List / List of Everything about Japan

タイ語のFacebookページ
JapanList ลิสต์ทุกเรื่องที่คุณอยากรู้ในญี่ปุ่น

ライティングの基礎知識を学べる教科書「新しい文章力の教室 唐木元」

「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング」を読みました。著者の唐木元さんはコミックナタリーの元編集長で、社内の新入社員を対象とした唐木ゼミというトレーニングの内容が元になっています。

専業のライターなら無意識に行っているはずの思考プロセスがライター未経験の新入社員には備わっていないため、それを教えていく必要性から生まれたメソッドを本でまとめてくれています。

基礎が全然わかっていなかったという気付きを得ることができた本でした。

以下内容の一部をまとめたものです。

良い文章は完読される文章

この本では、良い文章を「完読される文章」と定義して、それを目指してどう文章を書くかを説明しています。

書き始める前に主眼(テーマ)と骨子(要素、順番、軽重)を用意します。
まずテーマを決めて、それからそのテーマを伝えるために、何を、どれから、どれくらい説明するのかを決めるという流れで文章を書きます。これを筆者は構造的記述と読んでいます。

いきなり書き始めると悩んでしまって書けなくなるので、要素を揃えてから書き始めることを推奨しています。
プラモデルにたとえていて、プラモの箱絵、パーツ、取り扱い説明書の3つを用意することで作成しやすくなると説明しています。

箱絵: どんなことを伝えるのかという目的の部分
パーツ: 何をいうかトピック化してまとめたもの
取扱説明書: どれから、どこを重点に組み立てるのか

これらの要素を準備すれば、書き始める前に主眼と骨子を決めておくことになり、書きやすくなります。

原稿を書くまでの準備と流れ

パーツを揃える

これから書こうとしている原稿に含まれそうなトピックを箇条書きで洗い出します。
順番や整合性などは気にせず手持ちの情報や話題をリストアップすることになります。
抜け漏れをなくすために5W1Hを使います。

情報を集めるプロセスを取材と読んでいるとのことです。

文章の主眼を決める

同じ事実やトピックを元にした記事でも、人によってメインとする切り口が違います。同じ元ネタから記事を書くのでも、書き手によって選択する切り口が変わってきます。自分なりの切り口を提示しているかどうかが、リライトとオリジナリティがある原稿の違いです。

骨子を立てる方法

骨子は要素、順番、軽重の順番に決めます。

リスト化したパーツの中から、どれについて書くかを選び、次にどういう順番で説明し、最後にABCの3段階で重み付けをして特にアピールしたい箇所を決めます。

避けるべき表現やありがちなミス

上記の文章を書き始めるまでの流れが特に参考になりました。それ以外にも発生しがちなミスとそれを防ぐための方法などが後半で大量に解説されていてとても役にたちます。

誤植の頻発ポイントでは事実確認を厳重に行う

人名やグループ名などの固有名詞は間違いやすいので、公式の情報源からコピペします。
最上表現や数字の部分は事実確認をきちんと行います。

濁し言葉は思いきってとる

など、といった、ほか、らなどの記述したもの以外にも何か他があることを示す言葉を濁し言葉と読んでいて、それらは場合によっては削ってしまったほうが良いこともあります。

伝聞表現は避ける

伝聞(だそうだ、とのこと、といわれている)や推量(らしい、のようだ、だろう、と思われる、と考えられる)などは使わない。裏が取れている事実は人づてでも断定的に語ることでキャッチーさが増します。

修飾語句の順番

複数の修飾語句を並べるときには長いものほど先に置きます。
また、意味合いとして大きな状況を示す修飾語句は先に並べます。

「らしさ」、「ならでは」には客観的な根拠を添える

らしさ、ならでは、おなじみといった表現を使うと、読み手に既知であることを要求することになってしまうため、客観的な根拠を添えるようにします。また、「人気」「豪華」などの主観的な評価をともなう単語も客観的な根拠を加えます。


人気コミック → シリーズ累計○○○万部の人気コミック
豪華キャストで → 日本アカデミー賞受賞俳優の○○主演で

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エコツーリズムの組織づくり、マーケティングの事例が豊富な「観光ガイド事業入門 藤崎達也」

最近インバウンド観光に関連した仕事をすることが増えてきているので、観光に関連した本を読んで勉強しています。

『観光ガイド事業入門 立ち上げ、経営から「まちづくり」まで』では、東京から北海道の知床に引っ越しして観光ガイド事業をはじめた著者の藤崎さんによる観光ガイドビジネスの立ち上げ方法がまとめられています。

藤崎さんが企画もしくは支援をしたエコツーリズムの事例が豊富に掲載されていて参考になります。どのようなツアーが人気を博しているかの紹介にとどまらず、ガイド事業の立ち上げのためにどう組織をつくっていくかが説明されているのが良かったです。

組織づくりのタイプについての説明の中で、行政、観光協会、商工会などの組織が中心になっているタイプと、個別の民間企業がはじめるタイプ、趣味やボランティアの組織の延長ではじめるタイプなど、それぞれについての特徴と、どう進めればいいのかのアドバイスが掲載されています。観光ガイドに向いている人の性格や、採用したガイドの教育、育成方法が藤崎さんの経験を元にまとめられていて、これから立ち上げるときに目安になりそうでした。

法人化についてはNPO法人と株式会社の違いについてまとめられています。

ガイド事業の経営についても触れられており、組織として継続するために最低限必要な1人あたりの売上はだいたい年間1,000万円など、非常に具体的な数字と一緒に売上、コスト、利益などについて目安となる数字があります。ツアーの企画、価格決め、流通、広報・宣伝などツアービジネスのマーケティングの流れもそれぞれの項目ごとに丁寧に解説されており、この順のとおりに進めていけばひな形となる観光ガイド事業の事業計画書が作成できそうでした。

ただ単にガイドがどのような仕事なのかを紹介しているだけでなく、ビジネスとして事業の継続を目指す前提で説明がされているのでとても参考になる本でした。

地方で観光に関連した新しいビジネスを立ち上げて、その地方の魅力をほかの地方の人に伝えつつ、現地の人の雇用を増やしてまちづくりにつなげていく仕事は今後求められることが増えそうです。地方の観光資源を活かして、現地の人が自立してビジネスを継続できるようにサポートすることはすごく意義のある仕事だと思いました。

観光ガイド事業入門: 立ち上げ、経営から「まちづくり」まで 観光ガイド事業入門: 立ち上げ、経営から「まちづくり」まで
藤崎 達也

学芸出版社
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専門用語を使わず伝えることでブログやウェブサイトの集客に効く

会社のブログを毎日更新するようにしています。しっかりと更新するにあたって、より間口を広げようと考え、専門用語を使わないようにしています。

ウェブ業界にどっぷり浸かりすぎていて、かなり意識しておかないと同じ業界の人にしか理解されない言葉を使ってしまいます。
何も知らない人に向けて書くつもりで、都度専門用語が出てきたときに解説するように気をつけています。

また、ブログを書くときだけでなく、営業に行くときもすごく意識して説明するようにしはじめてから、仕事をもらえる率がだいぶ上がりました。特に初対面の人と話すときには、説明しすぎて失礼にあたらないかなと心配になるくらい詳しく話すようにしています。
たとえばWebマーケティングにかなりの予算を使っている企業に訪問したときに、SEOやリスティング広告に関連した用語でたぶん相手がわかっているだろうなと思うような言葉でも最初から説明するようにしています。

社内で仕事を他の人に依頼するときにも、相手の知識量を問わず専門用語を控えるようにしています。誤解が生じないようにするためには相手がどれくらいの知識があるかを把握しないといけないですが、都度確認しながら進めるよりは、軽く説明してから進めるか別の言葉に置き換えるのがよいです。

類義語があったときにどちらがよく伝える相手にとってどちらの言葉のほうがわかりやすいのかを意識して置き換えています。たとえばWebサイトという言葉を同じ意味のホームページに置き換えるようなことです。インターネット関連の仕事をしている人にホームページという説明をすると違和感がありますが、相手によってはWebサイトと言われるとピンと来ない人もいるはずです。

前置きが長くなりましたが、この記事ではブログやWebサイトでわかりやすく説明することの効果について説明します。

ブログやウェブサイトの訪問数が増える効果

ブログの原稿を書くときには、できるだけ多くの人にすべてを理解してもらえるような説明の仕方にすべきだと最近ようやく気が付きました。とにかく間口を広げて、誰にでもわかる内容にすることで最後まで読んでもらえる率があがり、結果としてブログに滞在してもらえる時間が伸びて、それが集客にもプラスの効果を及ぼします。

具体的に説明すると、滞在時間が伸びることでGoogleからの評価が上がり、様々なキーワードで上位に表示されやすくなります。また、その分野の初心者から上級者まですべての人に丁寧に説明することで、自然と原稿の中で使われる語彙が増えることになって、より多くの種類のキーワードで検索結果にヒットしやすくなり、結果としてそのページへの流入元となるキーワードが増えてアクセスも増えます。

ソーシャルメディアでのシェアや成約数の増加にも貢献

わかりやすく説明することで、FacebookやTwitterでシェアされる数も増えます。理解できなかった記事はシェアしないでしょうから、最後まで読んでもらって役に立ったと思ってもらえる人が多いほど拡散してもらいやすいはずです。

あと、丁寧に書くことで、その話題に関する抜け漏れが少なくなり、より多くの人の不安や悩みが解消されるコンテンツになります。また、検索した人の意図や目的への回答を原稿に含めることができている率が上がります。

原稿が長くなります

この記事で説明している方法を実践すると記事が長くなりがちです。

ちょうど今日わかりやすく説明することを意識して以下の記事を書きました。
英語ホームページ制作で抑えておきたいSEO対策やリスティング広告のキーワードを探せる無料ツールまとめ | サイトエンジンブログ @siteengine

少し前までの僕のブログの書き方は、最初に少しだけ前置きをしてすぐに本題に入り、そのあとまとめや考察をして終わりという流れでした。最近の記事では途中で専門用語についての解説を入れながら書いたのですごく長くなりました。

より良い原稿にするために

原稿を改善するためには、違う業界やまったく関連性のない仕事をしている人に読んでもらうのが良いと考えています。たとえば家族や友達に読んでもらって、わかりづらい部分や知らない単語を教えてもらい、その箇所を修正してより丁寧に説明するようにすることで、誰にでもわかりやすい原稿になりそうです。記事を読んでもらえなくても、いくつかこの言葉を知っているかという質問させてもらえば、どれくらいまで説明すればよいかの目安になるかもしれません。

解説をより簡単に、かつどういった切り口にすればいいかは初心者向けの書籍や雑誌、ムックなども参考になる気がしています。

今後もできるだけ多くの人に読んでもらいやすい原稿を心がけていこうと思います。

海外オフィスの責任者を現地人にすることのメリット・デメリットの考察

インドネシアのオフィスを設立したのですが、そこの責任者はインドネシア人の経験豊富な方になってもらいました。

日本人ではなくて現地人が海外支社・オフィス・支店などの責任者になることのメリット・デメリットについて考えてみました。

別に今回採用した人がどうかという話ではなくて、一般論としてどうかについてまとめています。

現地人責任者のメリット

他のメンバーのマネージメントをしやすい

現地の他のスタッフとのコミュニケーションに通訳が入らなくてよいため、よりスムーズに話が進むでしょう。
また、現地の仕事のスタイルに対する理解も日本人よりはあることが多いと思いますので、他の人と意思疎通しやすそうです。

日本人とくらべると、同じ給料でより優秀な人を採用しやすい

日本人を海外に駐在させるとなると、少なく見積もっても30万円以上はかかります。
日本人で30万円で雇える人は普通の人というレベル感だと思うのですが、たとえばインドネシアでは大卒の初任給が3万円くらいなので、月給30万円もらっている人がいればそれはすごく優秀で経験のある人になります。要は同じ給料を出しても採用できる人の層が違うということです。実際には若干給料を落として採用する会社が多いと思いますが、それでも優秀な人が採用できるということは大きなメリットでしょう。

現地の仕事関連の知り合いがいる

責任者クラスの経験を持った人になると、ある程度業界内で知り合いというか仕事の相談をできる人脈を持っていることが多いでしょう。
新しく日本人が行ってゼロから現地で人脈をつくっていくよりかは早く、何か困ったことがあったときに相談できる人が見つかりやすそうです。

国籍が理由の手続きがない

ビザやワークパーミットなどの手間が減ります。他にも日本人はできないけれども、現地人であれば簡単に進められる手続きはいろいろとあると思います。

現地の会社に営業しやすい

やはり日本人が行くよりも、現地人同士で話したほうがスムーズに話が行きやすいような気がします。
仮に現地語を話せる日本人が責任者であったとしても、ローカルの会社に営業に行く時には現地人が行ったほうがいいと思います。

国籍による役職の垣根がないように見えて現地メンバーのモチベーションが上がる

現地人がトップであれば、日本人でないと出世できない、トップになれないというように勘違いされることが減ります。
これによってメンバーのモチベーションが高くなりやすいのではないかと推測しています。

仮に日本人マネージャーが現地オフィスの責任者になったとしても、現地人でも努力次第で同じポジションにつける可能性があるというのを言葉や文面で伝えるようにはしたほうがよいでしょう。
ただ、人事評価の規則や口頭で国籍による垣根は一切ないと伝えるだけよりも、実際に現地人が責任者として働いている姿を見せるほうが説得力があるんじゃないかなと。

現地人責任者のデメリット

現地の他の会社の仕事のやりかたの負の部分を引き継ぐ可能性

メリットの部分で現地の仕事のやり方に対する理解があることをあげましたが、裏を返すとそのやり方が良くない場合でもそれをそのまま続けてしまう可能性があるということを意味します。たとえばいつも遅刻する、納期を守れないみたい時間にルーズという点を前職の意識のままの責任者がいたとすると困ります。

遠隔で指導することは多少はできたとしても、結局責任者によってそのオフィスの文化がつくられると思うので、良くない仕事のやり方をそのまま引き継がれないように注意が必要だと思います。

日本人、日本の会社への営業ができない

海外で仕事をしていると、ありがたいことによく日系企業からのお問い合わせや紹介をいただけるので、日系企業関連の仕事は多いです。現地の責任者が日本語を話せないとなると、この部分の営業が難しくなりそうです。

ただ、必要になったら日本人の営業担当者を1人おけばいいだけではあるので、大した問題にならないですね。

資料など仕事のアウトプットの翻訳が発生する

社内でコミュニケーションを取る分には全部英語でも大丈夫なのですが、日系企業との仕事をしていると作成した資料などをアウトプットを日本語で提出する必要があり、最初から日本語でつくる場合とくらべて翻訳する手間が増えます。

過度に従業員側の視点に立つ可能性

海外オフィスの責任者は、経営側と従業員側の両方の意見を聞いて、バランスをとって舵取りしていく必要があります。
日本人が責任者になった場合、日本人マネージャーとメンバーの距離感がある程度できやすいため、結果として経営側と日本人マネージャーの距離が近くなるような気がします。一方で現地人がマネージャーになった場合、メンバーとマネージャーの距離が近くなるため、どちらかというと従業員側に寄り添った意思決定をしやすくなるのかなと思います。
バランスの問題なので、どちらかに偏りすぎなければそれでいいのですが、組織としてのアウトプットではないところに焦点があたってメンバーを過度に保護するようになると危険なのではないかと考えています。

まとめ

メリットとデメリットを比較してみましたが、会社の状況や規模に応じて適切な方法は変わってくるので、正解は特にないですね。

個人的には国籍によって役職を区別したくないと考えているので、できるだけ現地の人にトップになってもらいたいですが、それで上手くいくのかどうかはやってみないとわかりません。
ただ、数人にやってみてもらってダメだったとしても、諦めずに続けないと結局他の一般的な日系企業と同じようなスタンスや考え方に収まってしまうので、根気強く続けていきたいです。
やっぱり日本人じゃないと上手くいかないみたいな先入観に基づく諦めで、現地人を重用する方針をやめるのが最悪のパターンだと思うので、そうならないように気をつけます。外国籍のマネージャーが悪いのではなく、その人を選んで採用した自分の判断に問題があったか、こちらからの働きかけが良くなくて活躍してもらう環境を作れなかったという自分が原因の思考をしていきたいです。

同じくらいの金額を出すと日本人よりも外国人のほうが優秀な人を雇いやすいので、カントリーマネージャーにするかどうかは別の問題として、現地の優秀な人を継続的に採用できるような体制を整えるのが重要だと思いました。

国籍による役職や給料の差を取り払っていくと、日本人の給料が下がっていき、現地は上がっていくということになります。
結果として日本人が現状の給料をもらい続けるには、他の国籍の人との給料差に納得がいくほどの活躍をするしかないと思うのですが、
そうなると日本人はかなり優秀な人しか居場所がなくなるんじゃないかと推測しています。