インドネシア人の友人の結婚式に呼ばれて3泊4日でジャカルタに行ってきました。
友人の幸せそうな姿を見ることができて良かったです。
事前に服装や祝儀などについて検索して調べてみたのですが、サイトによって書いてあることが違いすぎて、いまいちよくわかりませんでした。おそらく宗教の違いや信仰の度合いなどによってだいぶ様式が違うのかなと思います。同じムスリムでも、家庭によってだいぶ違いそうです。
実際にインドネシアの結婚式を体験してきたのでどんな感じだったかを紹介します。
新郎新婦の宗教の詳細は把握していませんが、新婦は普段からヒジャブ(ムスリムの女性が頭に被る布)をつけていない方です。
ジャカルタにあるショッピングモールに併設されているボールルームで開催されました。
開始は夜の7時から10時と、けっこう長い時間でした。
夜7時に行ってみると、すでに300名ほどの参加者がいらっしゃってました。
同じようにはじめてインドネシアの結婚式に招待された方のために、簡単にどんな雰囲気だったかを書いてみます。
服装のマナーについて
いろいろと調べて、バティックというインドネシアの正装を購入して着ていきました。グランドインドネシアという大きなショッピングモールの中にあるアルンアルンという雑貨屋で買いました。バティックはだいたい6,000円~35,000円くらいで売られていました。なんとなく高級っぽいお店でした。
服装は結論から言うと、別にバティックでなくて、いつも日本で仕事しているスーツで大丈夫でした。
心配していたのは杞憂で、完全に自由でした。
Tシャツとジーパンというすごくラフな格好の人も何人もいて、なんでもありでした。
なお、バティックを着ている人よりは、スラックスにワイシャツとジャケットといった服装の人のほうが比率としては多かったように感じます。
女性もかなり派手なドレスを着ている人が多く、肩も大きく出ていたりと、自由な感じでした。
祝儀の金額や渡し方について
調べたところ、ご祝儀の相場はだいたい50,000ルピアから500,000ルピアとのいろいろなサイトなどに記載があったので、すごくお世話になってることもあり、最高金額を持っていきました。といっても日本円で5,000円以下ですから、もっと持っていったほうがいいか少し悩んだのですが、変に目立っても逆に気を使わせるかと思って制限してしまいました。
受付で渡すのかと思ったのですが、特に他の人が渡している様子がなく、どこで渡すのかわからず、入り口にいた新郎新婦に直接手渡ししました。
アルコールなし
やはりアルコールは提供されておらず、乾杯はコーラでした。
新郎新婦によるシャンパンタワーの催しもあったのですが、ボトルはシャンパンと同じ見た目でしたが、中身はたぶんシャンパンではなく何らかの炭酸飲料でした。
あとは主に水が提供されていました。スプライトとか炭酸料も少し提供されてましたが、あまり飲んでいる人はいませんでした。
立食バイキング形式
食事は立食のバイキング形式で、各自が自分で食事を取り分けて、適当なテーブルに持っていって食べます。
結婚式だけの特別な食事があるのかと思ってましたが、日本の結婚式と同じで、特に結婚式だけで出ていそうなメニューはないように感じました。ぼくはインドネシア料理に詳しくないので、実は変わったメニューが出てた可能性もありますが。
流れは日本とあまり変わらなかった
新郎新婦の家族が入場、そのあと新郎新婦が入ってきて、新郎の挨拶で乾杯となりました。
乾杯のあとは参加者が新郎新婦およびご両親と挨拶するために列をつくり、順番にお祝いの言葉を伝えて握手します。その後バイキング形式という流れです。
司会の人がいて、様々な催しの進行役となります。
ケーキカット、シャンパンタワー、ブーケトスのようなぬいぐるみトス、新郎新婦との順番での写真撮影などがありました。
あと、歌手、サックス、エレクトーンによるライブ演奏がありました。
参加時間と入退室が自由
これが日本との最大の違いだと感じましたが、最初から全員が集まるわけではなく、途中でパラパラと人が増えたり減ったりしています。つまり、特に参加する時間が決まっておらず、指定された時間の範囲内であればいつでも自由に入退室できるようです。開始は7時からだったのですが、皆さん仕事が終わってから順次集まってくるといった感じでした。
最初に新郎新婦と挨拶して、食事をしつつ知り合いなどと話して、再度新郎新婦と写真を撮ったり話したりして帰るといった流れのようです。
7時にはじまり、8時30分くらいから人が減りはじめ、9時30分くらいには8割ほどはすでに帰ってました。
宗教を感じる要素はほぼありませんでした
新郎新婦は西洋式のタキシードにウエディングドレスで、内容も立食で途中の入退室自由というのはありましたが、催しなどは日本と変わらないなという印象でした。
イスラム教について感じるような点はアルコールと豚がないくらいでした。
あまり気負わず気軽な感じで参加しやすいなと思いました。新郎と同じ高校にかよっていた共通のインドネシア人の友達が式場に来ていて少し話したのですが、式が終わりかけているタイミングで立ち寄って簡単に挨拶して帰るといった感じでした。
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