AuthorTomohiko

インバウンド観光(訪日旅行)で伸びるビジネスまとめ

訪日観光者数が2015年には2000万人弱になりまして、当初政府が掲げていた2020年までに年間2,000万人という目標が4,000万人にまで引き上げられました。

「訪日外国人「2020年に4000万人」 政府が新目標」 News i – TBSの動画ニュースサイト

フランスやスペインなどの観光大国と比べるとだいぶ観光客数に差があるのはもちろん、タイやマレーシアなどの東南アジアの国ともまだ差があります。ちなみにタイやマレーシアには年間3,000万人程度旅行に訪れています。

タイへの外国人観光客、今年は過去最大の3200万人に=観光相 | ロイター

そのため、まだまだ訪日観光客数の伸びしろは大きいと言えるでしょう。

日本への観光客が伸びている理由としては、円安や海外の所得水準が上がっていることが要因としてあります。
また、LCCなどでより安く移動できる選択肢が増えているのも追い風です。

中国、タイ、インドネシアなどにはまだ日本を訪れたことがない人がたくさんいますので、今後も伸び続けると見込まれます。

インバウンド観光に関連しているビジネスについてまとめてみます。

書き途中です。思いついたものを随時リストにしています。

旅行会社

いわずもがなですが、旅行会社へのニーズが増えます。

旅行会社を必要としないFIT(Foreign Independent Tourの略でツアーを使わない個人旅行のこと)の比率は高まる一方ですが、それでも全体の需要増によって旅行会社の仕事も増えます。

OTA(online travel agency)

Expediaに代表されるようなOTAはますます伸びていくのは間違いありません。
市場のサイズの伸びもありますが、OTAの比率がさらに高くなっていくのは確実でしょう。

海外ローカルの旅行会社

日本人が海外旅行に行く時に現地の旅行会社を使うかというとそうではなく、やはり日本の旅行会社を使うことのほうが多いでしょう。それと同じで、日本の旅行会社よりも自国の旅行会社を使う傾向があります。

その国ローカルの旅行会社は母国の人を対象にしているのでニーズの汲み取りもしっかりできますし、コミュニケーションも取りやすいです。日本の旅行会社は日本にあるという強みを活かして、ローカルの旅行会社が把握していない場所を紹介する企画力などで差をつけることになりそうです。ただ、日本人がいいと思っているものがその国の人に受けるかどうかはわかりませんので、一人よがりの内容にならないように注意が必要でしょう。

日系旅行会社

現地に根ざした活動をする旅行会社は訪日旅行のジャンルで大きく伸びるでしょう。HISさんはタイで非常に力を入れて取り組みをしていて、タイ人への認知度もかなり高いです。

一方で現地にオフィスを構えたり、しっかりと踏み込んで商売するのではなくて、ウェブサイトを多言語化しただけみたいなやり方をしている旅行会社は訪日旅行の伸びのメリットをそれほど得られないかもしれません。

特定の国に特化したランドオペレーター

ランドオペレーターとは、旅行会社の代わりに旅先でのホテル、交通機関、飲食店、観光地のチケットなどをもろもろ手配する業務を行っている会社を指します。

中国に特化したランドオペレーター、タイに特化したランドオペレーターというような感じですみ分けがされていくのではないかと思います。

C2Cガイド

通訳案内士という資格がないとガイドをしてはいけないということになっているそうなのですが、どうも曖昧な状態になっていて、歴史的建造物などをガイドするのでなければ問題ないと言っている人もいます。

実際は多くの人がその資格なしでガイドをしていて、外国人のガイドにいたっては過去に捕まったり罰則を受けたことが一度もないようです。

言語別に通訳案内士の資格があるのですが、あきらかに人数が足りていないうえに、現状もすでに通訳案内士の資格が形骸化しているので、規制緩和されると思います。規制が緩和されることで、VoyaginのようなC2Cで一般の人が旅行者にガイドをしてお小遣いを稼ぐというようなプラットフォームが増えていくでしょう。
旅行会社のツアーではなくて、一般の人に普段日本人が行くところを案内してほしいというニーズはかなりあるはずで、C2Cで何らかの体験をガイドと一緒にするというサービスは伸びていきます。

エクスカージョン/オプショナルツアーに特化した旅行会社

エクスカーション、オプショナルツアーとは現地で時間が空いてしまってどこかに行きたいというときに日帰りなどで行けるツアーのことです。飛行機だけ予約してとりあえず来てみたものの、何をしていいかわからなかったり、行きたい場所があるけど交通機関の乗り継ぎの方法がわからないといった場合に活用されます。

FITが増えるにつれて、宿泊先や航空券は自分で個別に決めたいけれども、1日だけオプショナルツアーに参加したいという需要は増えるので、これから認知度が高まっていくでしょう。

オプショナルツアーの専門サイトとしてはVELTRA(ベルトラ)が有名です。

宿泊施設

完全に不足しているので、今後さまざまな新しい形式のビジネスが増えていくことが見込まれます。

ホテル

とにかくホテルの部屋数が不足しているので、今後も追加で建設する会社が増え続けるでしょう。
現在需要過多になっていて、通常の価格の倍くらいで販売しているホテルもあるようですが、供給の伸びが需要の伸びに追いついているとは思えず、今後も高止まりするのではないでしょうか。

民泊

Airbnbに代表される民泊は規制緩和が実施される見込みで大きく伸びるのは間違いないでしょう。
現状法的にグレーな状態ですが、すでに市場はかなり大きくなっているようです。

規制が緩和される前にだいぶ地盤をかためられてしまっている感はありますが、日本発のスタートアップでもAirbnbと類似の事業をするところは出てくるでしょう。

短期滞在の貸し部屋

民泊でもホテルでもないウィークリーマンションのような形式の宿泊施設が増加していくのではないかと推測しています。
一棟まるごと宿泊施設にすることで、民泊よりも安くすることも可能だと思います。法律が変わらないと実施できないですが。

翻訳・通訳

現状だと受け入れる観光施設、宿泊施設、飲食店などがまったく外国語対応していないということが多いです。外国人観光客があきらかに増えていることを実感した会社から多言語対応を進めることになります。

オンラインでの3者通訳

スマホやタブレットで待機している通訳者を介して話すことができるという仕組みです。すでに一部の百貨店などでは導入しているところもあるようです。
スタッフを採用できるほど量が多いわけではないけれども、言語の問題で対応できず機会損失が発生していると感じている小売店などに導入されていくでしょう。

メニューやサイネージの多言語化

飲食店などのメニューを翻訳する、看板などを多言語で記載するというのが一般的になります。
また、もうすでに導入している店舗もありますが、デジタルサイネージで言語を切り替えられるようになります。

さらに、QRコードやGPSつきのアプリなどと連動させることで、翻訳された画像や動画などの情報をスマホに表示するという仕組みが流行しそうです。ARで店内を翻訳済みの文章で案内することもできるようになるでしょう。

来訪者がスマホで使っている言語を自動で判別して、適切な言語の広告を配信するアプリも増えていきそうです。店舗、Wifi事業者が提供するアプリや地図や観光情報を提供するアプリなどでGPSと広告の組み合わせが活用されるでしょう。

移動手段、交通機関

電車

せっかく日本に来たのだから複数の都市を見て回りたいという人は多いでしょうから、新幹線の乗降客数が大きく伸びそうです。

また、近隣を観光するときに1日乗り放題の乗車券を買う外国人も増えるでしょう。
買い方をできるだけ簡単にわかりやすくしてあげることが急務だと思います。母国語のサイトでスマートフォンから予約できるというような仕組みや、券売機を多言語化するなどの対策ができるとよいです。

飛行機

LCCの伸びはもちろんですが、新規路線就航で大手航空会社の売上も増えます。

バス

長距離バスは新幹線や飛行機とくらべてだいぶ時間がかかりますが、価格は安いので節約するために利用したいという観光客も多いです。
私の会社で運営している訪日観光情報サイトでも、長距離高速バスの情報は多くの人にシェアされやすく、人気があります。

レンタカー

訪日観光のリピーターの人はレンタカーを使う傾向があります。私の知り合いで年8回~10回日本に旅行に来ているタイ人がいるのですが、もうすっかり日本での運転に慣れていて常にレンタカーで移動しているようです。

外国人向けのツアーにレンタカーが組み込まれるケースも出てきており、これからリピーターの比率が高まればレンタカーの需要も増えそうです。

小売店

百貨店

現在3-5%くらいが外国人の売上のようです。クルーズ船が発着するようになった港や、新しい国際便が就航した空港の周辺にある店舗は売上の底上げが見込めるでしょう。

ドラッグストア

越境ECなどが伸びることによって少しは爆買いが収まるのか、それとも引き続き店舗での化粧品の爆買いは続くのか注目です。
すでに一部の店舗では店頭の看板やPOPなどを日本語を書かずに中国語にしている状態で、こういった状態が都心部だけでなく地方にも波及していくでしょう。

人材業界

語学に堪能な人やネイティブスタッフを採用するのが一般的になります。中国、台湾、香港、韓国などのすでに多くの会社に求められているところはもちろん、タイやインドネシアといったこれから伸びる国籍の人材に対する需要も増えるでしょう。

派遣

外国人アルバイト、臨時スタッフなどを派遣してくれる会社が増えるでしょう。正社員として採用するほどその言語への需要はないものの、対応は進めたいという会社が利用します。

人材紹介

国外から呼び寄せて日本で就職してもらうのが増えるのではないでしょうか。

特定のマーケットを対象にした事業に依存しすぎない

今後も今の水準より落ちることはないので、訪日観光客を対象にした事業をメインするのはいいと思いますが、特定の国籍の人に依存している状態は避けたほうがよいでしょう。

どの国にもカントリーリスクがあるので、突然ある国籍の人の来日数が激減するかもしれません。

3月24日にインバウンド観光の集客方法についてのセミナーを開催します

3月24日(木)に海外向けのマーケティングに関するセミナーを実施します。

テーマはインバウンド観光や越境ECなどの外国人を対象にしたサイト制作やマーケティングです。
世界へボカンの徳田さんとGinzamarketsの小松さんと共催します。

徳田さんは英語のリスティング広告やコンテンツ制作を専門にされていて、小松さんはGinzaMetricsというコンテンツマーケティングやSEOのためのツールを提供されています。

私は自社の訪日観光情報サイトをどう運営してきたかを紹介します。
2015年2月からはじめて、1年ほどで月間150万PVを超えました。

外国人のライターさんへの仕事のお願いの仕方とか、どのようにアクセスを増やすための活動をしてきたかを説明する予定です。FacebookをはじめとしたSNSやインフルエンサーとどのようにサイトを連動してきたかを共有して、より多くの日本の会社のサイトが海外の人に見てもらえるようになるといいと考えています。

興味を持っていただけた方は以下のPeatixのページからお申し込みください。
懇親会のケータリングと会場費の実費として3,000円いただいています。
懇親会ではインバウンド観光や越境ECといった事業に携わる皆さん同士の情報交換の場になればうれしいです。

あと、来場されている方と、以前からの私の知り合いで参加している方に紹介させてもらってつなげることで、そこで何か生まれればよいなと思っています。
海外で成功する企業を増やすことに少しでも貢献したいです。

http://ptix.co/2257zo0

3月18日に福岡で開催される多言語・翻訳ナイト Vol.2に参加します

3月18日にヨカラボ天神(福岡市中央区大名2-9-35 トウセン天神ビル9F)で開催される多言語・翻訳ナイト Vol.2で話をさせてもらうことになりました。

多言語・翻訳ナイト Vol.2 @福岡 ~ 翻訳サービス・多言語サイト運営者・開発者が集まって語らう会 – 多言語団 | Doorkeeper

前回は渋谷で開催されました。だいたい30名ほどが参加されていたかと思います。

前回はホームページ、ウェブサービスをどの言語に対応するべきかとか、よくある翻訳の間違いなどについて説明しました。
今回はまだ内容を決めてないのですが、ライター採用、インフルエンサーとのやり取り、SEOなど集客の方法に重点をおいて説明しようと考えています。

有志の集まりで、しかもほとんどの人が東京に住んでいるのに、前回ピッチをしていたメンバーは全員福岡に行くことになったみたいです。
皆さんフットワーク軽いですね。

海外向けのサービスを展開するというコンセプトの集まりを日本全国で開催してゆるい繋がりを作っていき、事例や方法を共有する場にするのはすごくいい試みですね。
日本では多言語化を実践している人が他の国よりも少なく、サービスの海外展開のノウハウが不足しているので、こういうイベントで誰かが試したことを共有することで後に続く人が増えるのではないかと思います。

福岡に行くのははじめてなので楽しみです。この機会に福岡にいらっしゃるお客様まわりをするつもりです。

ジャパンエキスポインタイランド2016を見学してきました

2016年1月22日(金)から24日(日)にかけてサイアムパラゴンの5階にある会場で開催されていた、JAPAN EXPO IN THAILAND 2016
に参加してきました。

就職希望者のための求人中の会社や語学学校、日本の大学などのブースが集まっているエリアと、日本の食材や趣味などのグッズが集まったエリアがありました。主催している会社さんの事業が日本語学校や留学支援とのことで、教育系のブースが充実していました。

教育関連のエリア

日本の語学学校や大学のブースがたくさん出ていました。

教育関連ブース

明治大学

明治大学のブース

求人用エリア

仕事を探している若者向けのブースでは、各企業が会社の概要を説明していました。

パナソニック

パナソニックのブース

面接用のスペースもありました。

その他ブース

日本企業の宣伝を目的としたブースや日本食を販売しているフードコートのようなエリアがありました。
また、ステージでは様々な種類のパフォーマンスが実施されていました。

ちょっと変わったものだとタイの大学生が作っているブースがあり、タイの有名な大学の漫画研究会みたいなところが自由研究みたいなものを展示してました。

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HISブース

HISさんのような旅行会社のブースもありました。

出展料について

主催者の方に伺ったのですが、ブースの出展料は8万バーツからだそうです。
次は出展を検討してみようと考えています。

似たような名前のイベントがもう1つあります。こちらは1月中にセントラルワールドで開催していたそうです。
Japan Expo Thailand มหกรรมญี่ปุ่นที่ยิ่งใหญ่ที่สุดในไทย

移住するならバンコクとシンガポールどちらがよいか?

まだ直近というわけではないのですが、移住するならバンコクとシンガポールのどちらが良いのかを調べています。

バンコクはもう数えきれないくらい訪問しているのですが、シンガポールは数回といったレベルなので、今後東南アジアの国に行くときにはついでにシンガポールに寄って少しずつ実態を把握していこうと思います。

シンガポールのメリット

東南アジアのどこに行くにも近い。日本に戻るときにもバンコクよりは近い
税金が安い
東南アジア中から優秀な人が集まっている
渋滞がない
ヘッドクォーターをおいているグローバル企業が多い
英語が通じる

シンガポールのデメリット

家賃など生活費が高い
人口が少ないので現地の市場が小さい
給料が高い。平均が日本とあまり変わらない。ハイレベル層を取るのは良いが、新卒やそれに近い層だと厳しい。
新卒などのスキルがバンコクとはるかに違うかというとそんなことはなく、できることは同じなのに給料だけ高くなる。

バンコクのメリット

生活費が安い
タイの現地市場の規模がそれなりにある。人口は日本の半分くらい。
人件費が安い
なんでもあって便利
食事が安くてもおいしいものが多い。いろいろな国に行きましたが、安い金額の食事も平均的に美味しいのはタイ、ベトナム、日本くらいなんじゃないかと思います。

バンコクのデメリット

治安は良いが、シンガポールと比べれば悪い
政情が不安定。定期的にクーデターが発生。現在は軍事政権。
渋滞があり、たまに無駄に時間がかかる。
税金がシンガポールと比べて高い
英語が通じない人が多い。(ただ、ある程度以上の規模の会社の役職者は話せる人が多い)

生活のしやすさはそんなに変わらないような気がするので、ビジネスのしやすさで判断すると現地の市場に集中にするならバンコク、そうでないならシンガポールになりそうです。複数の国を横断的に見るのか、それともタイの市場に注力するのかを考えて決めようと思います。

妻の話

それぞれの国の感想だそうです。

バンコク

安い。
電車も主に3本のラインがあり、表示もわかりやすく初見者でも乗れる。
購入も、安いエリアと高級買い物エリアが分かれていて買い物しやすい。

シンガポール

余裕があり優しい人が多い。街並が綺麗。インフラもしっかりとしている。
バスも沢山通っており、電車だけに限らず交通手段が選べる。バンコクは外国人女子一人だとタクシーすら危険に感じる。その点、タクシーも乗りやすい。乗車前に目的地や値段の交渉の必要が無い。
住所の表記が最高にわかりやすい。英語でコミュニケーションが取れること。
子供が一人で歩ける。街の中に緑や広場が多い。交通量が少なく、渋滞は滅多にない。

Facebookのシンガポールオフィスを見学してきました

たまたま大学の研究室が同じだった方がFacebookのシンガポールオフィスに勤務しているという縁で、見学させてもらってきました。

現在400名ほど勤務されているそうで、かなり広々としたオフィスでした。

成功したスタートアップならではの、贅沢なスペースの使い方で、アメリカの大規模オフィスよりもはるかに家賃が高そうなシンガポールでも同じ感覚で設計していてさすがだなと思いました。

view

スナック

Facebook

休憩スペース

スペース

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game

hr

アジアのヘッドクウォーターということで、アジア各地から集結してきていて、多様な国籍の方が働いていました。
タイ、インドネシアなど近隣の国からその国へのマーケティングをするために集まってきています。

最近食堂ができたそうです。まだ日本のメディアはどこも入っていないとのことでした。
他にもドリンクやスナックを配布していたり、PC周辺のパーツなどをもらえる自動販売機などがありました。

キッチン

ダイニング

世界中のユーザー数がリアルタイムで表示されているパネルです。似たようなことをやろうと思いました。
ユーザー数パネル

写真を撮影するのを忘れてきましたが、会議室にあるタブレットから操作することで、世界中の他オフィスの会議室につなげる仕組みになってました。

ベストプラクティスの共有のためにシンガポールに集まっているという発想がいいなと思いました。
とりあえず最上位層を採用する前提なので、別にどこの国に設置しても給料は変わらないという考えなのではないかと推測しました。実際アメリカやイギリスなどの海外に留学して、FacebookやGoogleに入ることを目指すようなトップに近い人たちは母国に戻らないことも多そうなので正しいですね。

シンガポールやアメリカで世界中の優秀な人を集めてグローバルに勝負するというのをいつかはやることになりそうですが、自分がそうした選択肢を選ぶときには、状況が大きく変わって別の場所になっているかもしれません。

カンボジアでの法人設立の手続き

カンボジアのプノンペンに新しくサービスオフィスを借りました。しばらくタイで一緒に働いていたカンボジア人スタッフが国に戻るというタイミングでオフィスを設立することになりました。とりあえず数名採用して簡単なデザインや英語での記事作成の仕事などをしていく予定です。

現地の法律事務所に会社設立の方法を聞いてきました。日系ではなくローカルの事務所です。
弁護士なのにみんな英語が話せず、同僚のカンボジア人スタッフに英語で通訳してもらうことになりました。

設立までの期間

以下は目安の期間です。

商務省 2週間
銀行での口座開設 1日
税務署 3~4週間

法律事務所を通さずにやろうとするとこれが伸びて、3ヶ月くらいはかかるようです。

条件

ミニマム資本金1,000ドル

外国人の規制はない

必要な書類

オーナーのパスポート
従業員のリスト 何人でもいい
会社名
銀行口座(設立前に商務省で社名が認められた書類を持参すると作れるようです。)
住所
オーナーの写真 4×6 メガネなし

ビザについて

とりあえず最初はツーリストビザで働いても大丈夫と弁護士に言われました。ただ、インドネシアでトラブルに巻き込まれた前例があるので、できれば最初からビザを用意したいです。

なお、ツーリストビザの期間は2ヶ月間です。

オフィスの相場

すごく小さくて安いところを探していたのですが、だいたい平米で15ドル前後でした。

電車やバスがなく、タクシーすらあまり走っていないので、移動はトゥクトゥクになります。オフィスはわかりやすい場所を選ばないと毎回運転手に場所を伝えるのが面倒だと思います。

プノンペンの雰囲気

ベトナムのホーチミンと似ている印象を受けました。バイクがとにかく多くて空気が悪いです。食事の物価はバンコクとそれほど変わらず、不動産はだいぶ安いです。

給料は月給200~500ドルくらいのようです。

バンコクからプノンペンへの日帰り出張

いまバンコクに出張にきているのですが、プノンペンでオフィスの開設を検討しているため日帰りで出張に行くことにしました。

スワンナプーム国際空港

5時半に起きてタクシーに乗り、スワンナプーム空港を8時20分発のフライトでプノンペンに行きます。

バンコクエアウェイズで3万円強でした。もっと安いフライトもありましたが、よい時間のものがなく4時起きとかになりそうだったので断念しました。

フライト時間は1時間10分ですので、東京から日本国内の他の都市に行くのと変わらないです。

空港に早めに着き、イミグレーションで待つことを考慮しても片道3時間見ておけば着きますので、十分日帰りできる距離です。

早朝に出発して、夜8時くらいに戻ってくるフライトを予約すれば疲れますが日帰りで仕事できます。

バンコクやシンガポールは東南アジアのどこに行くにも短い時間で着くから便利ですね。

プノンペンでは、新しくカンボジアの会社を作るためにオフィスの内見と面接をしてきます。
カンボジアは外資規制が非常に少なく、少額の投資でもビジネスを始められるようです。

とりあえずカンボジア法人を設立して、小さい固定費でトライアル的に始めるのは気軽にできます。また、バンコクでしばらく働いてもらっていたカンボジア人のスタッフがいるので、現地を案内してもらいやすいです。

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仕事したつもりになって成果に結びつかない行動を減らす

いろいろと余計なことをしすぎているので、大きな成果を達成するために、とにかく1つの数値を改善するためにPDCAを回すことに注力しようと思います。

仕事をしたつもりになって、実はあまり成果に繋がっていないということになりがちな取り組みについてまとめてみました。

イベントでの講演、ピッチ

本当にお客様、ユーザーを増やすのに貢献するのかを考えてから参加します。
参加者の属性、人数などの事前の情報でかなり厳し目に判断します。

できるだけ過去のイベント参加の履歴を保存しておいて、成果に貢献しそうなものだけを厳選するようにします。

展示会

出展するしないにかかわらず、かなり厳密に成果を測定しないと、成否が曖昧なまま何度も参加することになります。

展示会は当日だけでなく事前の準備でも実はかなりの工数を割くことになり、また通常業務と同時並行で進めることになると社内の負荷も大きいです。

視察

いままさに出張中で、いくつか打ち合わせをしたり、オフィスの見学をさせてもらったりしてますが、仕事したつもりになっていて、ほとんど進んでない典型的な例だなと反省しています。

視野を広げるという効果があるのは間違いないですが、それによって目標に近づくかというと微妙だと思います。

会食、交流会

食事に行って情報交換すると知識欲が満たされますし、業界の情報をアップデートすることができますが、成果につながっているかというと微妙なことがほとんどです。

一晩あればページを作れるし、何か追加機能を検討できます。

自分が求めている情報を持った専門家を呼んで、いまある問題の解決策を相談するというような具体的な目的意識を持った会食だけに絞るほうがいいです。

ブログ

このブログもそうですが、書くことで仕事につながることはあっても、最優先で取り組むべき作業かというと、まったくそうではないです。

以下の記事が参考になります。
「メディアに逃げる」Webサービスにならないように気をつける : けんすう日記

ブログなどのメディアをやる場合には、コンバージョン数の目標と予算・工数をかっちり決めてからやるべきです。

業務時間外で趣味としてやるにしても、起業家なら他にやることはたくさん見つかりそうです。

TwitterやFacebook

自社のサービスを告知するのに使ったり、B2Bの営業のためには意味があるかもしれません。
ただ、これもブログと同じで他にいくらでもやるべきことがあるはずです。

読書

趣味で本を読んでるならいいのですが、勤務時間中に読むような場合は本当に喫緊の課題を解決するために必要な情報が含まれているものだけにするべきです。

新しい知識が増えても、行動に移せなければまったく成果に貢献しません。
アウトプットを増やすためにインプットするのであって、情報だけが増え続けても意味が無いです。

とにかく集中して1つのPDCAをまわす

すごいペースで会社を成長させている人や、偉大なことを成し遂げている人は、行動を極端に集中させて、余計なことをすべて捨てている傾向が強いと感じます。

意識して「仕事をしているつもり」になっていることを減らしていって、1つのことに集中します。

情報が蛸壺化し視野が狭くなることで世の中の流れがわからなくなって、会社の方向性を間違えるリスクは高くなるという指摘を受けそうですが、半年とか1年に1回など特定の期間を設けて思考を切り替えるようにすれば問題ない気がしています。

JNTOインバウンド旅行振興フォーラムに参加

1月27日、28日に開催された日本政府観光局(JNTO)による第15回JNTOインバウンド旅行振興フォーラムにブースを出展してきました。

自社の訪日観光情報サイトを知ってもらい、広告を検討していただける会社を探す目的で参加しました。

また、インバウンド観光に関するビジネスをしている企業の方々がどのような考えでどんな取り組みをしているのかを聞かせてもらうことで、直近数年の動向を予測する目的もありました。

タイ人の集客に絞ってブースに立ち寄ってくれた人にアピールしたのですが、現時点でタイ向けの取り組みをしている人は少ないながらも、みなさんタイからの訪問者数の増加を気にされているようではありました。

初日の懇親会にも参加させてもらいました。JNTOの海外オフィスの方や、インバウンドビジネスに積極的に取り組まれている方々のお話を伺えてとても有意義でした。

来日している旅行者数から考えても当たり前なのですが、まだまだ東アジアを中心に考えられていて、他の地域からの集客に力を入れている方は少ないような印象でした。訪日旅行者数3,000万人を目指すことを考えると、少しずつタイやインドネシアなどの東南アジアに向けた取り組みが増やしていくことになるとは思いますので、これから自社が少しでも貢献できるようにしていきたいです。

他にブース出展していた会社さんは以下のような業種の方がいらっしゃいました。
金融機関
情報誌、フリーペーパー
アプリ(主に地図関連)
新聞社
旅行会社
広告代理店

印象的だったのが、海外から来ている人がほとんどいないことでした。ほぼJNTOに加盟している企業の人だけが参加していたせいかと思いますが、先日参加したツーリズムEXPOという一般の人も参加できる旅行の見本市のときには外国人が多数いましたので、少し気になりました。インバウンド旅行のBtoBの講演やコネクションづくりがメインのイベントだったので、海外の旅行会社の人たちも参加しているものかと思っていました。

今後類似のイベントがあるたびに継続的に参加していき、インバウンド観光のビジネスへの理解を深めていきたいです。