だいぶ前からクラスCでIP分散されているサーバをレンタルするサービスをはじめています。

主にSEOのためにサテライトサイトを作ったり、アフィリエイターの方が大量にサイトを作るときにリスクを分散する目的で利用いただいています。さまざまな国からIPアドレスを仕入れてきて、貸し出しています。

一度使っていただいた方には継続して使っていただけますし、追加で申し込みいただけることも多いので、サービスとしては順調に伸び続けています。

簡単にどんなサービスなのかを説明します。

クラスCでIPアドレスを分散するとはどういうことか

IP分散とは何を指しているかというと、IPアドレスがクラスC以上で異なっていることを指します。通常レンタルサーバでは、複数借りたとしても、クラスDという部分が連番になって異なるのみになっています。

以下がIPアドレスを簡単に示したものです。

xxx.xxx.xxx.xxx
クラスA.クラスB.クラスC.クラスD

3ケタの数字4つの羅列です。

クラスD以外が異なることが重要と言われています。なぜかというと、GoogleがクラスC以上で分散されているかどうかでリンク元の評価を変えるという特許を出しているためです。
具体的に言うと、IPアドレスでクラスD以外の部分がすべて同じリンクの場合、そのリンクの中で最も評価の高いものだけを残して、残りは評価しないという特許です。

本当に特許がGoogleのアルゴリズムに反映されているのか?

結論からいうと、同じIPアドレスのリンクでも評価はされていると思います。
特許で説明されているからといって、Googleはそれをアルゴリズムに反映しているわけではないということです。

つまりクラスCでIPアドレスを分散させたとしても、他の方法とくらべてあきらかに順位が上がるわけではありません。

ではなぜクラスCIP分散のレンタルサーバが使われるかというと、リスクの分散のためです。

リスクの分散とは何を意味するか

GoogleはどのIPアドレスにどんなサイトが入っているかを把握しています。

そのため、もしあなたがすべて同じIPアドレスでサイトをたくさん運営しているとすると、それらが同じ運営者によって運営されていることを推測されてしまいやすくなります。

サーチコンソールを同じアカウントで大量のサイトで運営していたりするときもそうですが、同じ運営者によって運営されていることがわかると、多くの運営サイトに芋づる式にペナルティなどを受けてしまう可能性があります。

IPアドレスを分散させておくことで、ペナルティを受けたときの影響範囲を最小限にとどめることが見込まれます。
完全にホワイトハットで運営していると考えていても、いつGoogleがコンテンツの品質についての評価方針を変えるかはわかりませんので、バックリンクによるブラックハットをしていない人でも大量にサイトを運営している人はIPを分散することを考慮したほうがよいでしょう。
ただ、数個から数十個しかサイトを運営していない人はそれほど気にすることではないと思います。
数百個から数千個のサイトを運営しているような、サイトを量産することをビジネスにしているアフィリエイターさん、事業会社さんはIP分散サーバ導入に検討の余地があるでしょう。

IP分散サーバのよくある問題点・トラブル

重い、遅い、管理画面操作中にかたまる

IP分散サーバに関連して聞く最も多いトラブルは、サーバが重くてサイト表示スピードが遅くなることと、管理画面やFTPなどが重くなりすぎてサイトの管理に支障がでるといった問題です。

これらはいずれもサーバの負荷に関連したものです。

同じサーバに大量のユーザーが紐付けられていて、それぞれがたくさんのサイトが登録することで、サーバに負荷がかかりすぎてしまっていることが原因です。

サーバを提供する業者側からすると、同じサーバをできるだけたくさんのユーザーに使ってもらったほうが利益率は高まりますが、ユーザーの満足度が下がってしまうという状態になっています。

この問題を解決するために、ある程度ユーザーの数を制限する必要があります。快適な速度で使ってもらうために最大でどれくらいのユーザーを入れることにするのか上限を決めることが重要です。サーバーのスペックに応じた適切な数を設定します。

IPアドレスの数が足りない

大量にIPアドレスを確保している業者が多いのですが、それでも会社ごとに仕入れている上限数がありますので、それを超えるような利用は難しいです。業者によっては数百が上限になっているところもあります。

5,000ほどのIPアドレスを確保することで、大規模な需要にもこたえられるようにしています。

今後のGoogleの進化について

現状Googleはドメインの評価を重視する傾向に変わってきています。運用歴が長く、大量の自然なリンクを集めているドメインを信頼性が高いものとみなして、そのドメインを優先的に上位にするという仕組みです。

これによってサイトの本来のテーマと関係のないキーワードであっても、ドメインの力さえ強ければ上位表示できてしまうという状況になってきています。
古くからサイトを運営している老舗企業が、いままでまったくやったことがない新規事業のためにページを1つ作れば、簡単に上位表示できてしまう状態です。実際に、ベンチャー企業が開始して上手くいっているビジネスモデルやキーワードを大企業がそのまま真似して、後発なのに1位になっているという例をたくさん見るようになっています。

コンテンツの内容ももちろん重要なのですが、どちらかというとドメインの力のほうが重要視されています。バズるような性質のものであればコンテンツの力だけで新規ドメインで上位にすることもできますが、バズらないようなテーマの場合はドメインの力を蓄積するのにどうしても時間がかかってしまうでしょう。

ただ、そろそろサイトのテーマ性と異なるページをドメインの力だけで上位にする傾向が弱まってくるのではないかと推測しています。
そのテーマについて詳しく追求して書いたサイトのほうが上位になるべきなのはあきらかです。

また、現状のGoogleの仕組みとして、長文になればなるほど上位になりやすいという傾向が見られます。
長文といっても、中身がなくてただ冗長になっている文章ではダメで、ちゃんと内容を濃くすることを意識しなくてはいけません。
キーワードに関する様々な情報が網羅的に含まれていることで上位に表示されやすくなります。

長すぎて全部読む人は誰もいないんじゃないかと思うようなページが上位になっていることが多いです。
これも揺り戻しがあるのではないかと推測しています。

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