学生のときに所属していたコミュニティが近かったのか、なぜか間接的に人から話を聞くことが多いユーグレナの社長さんの本が出てたので読んでみました。最近マザーズに上場してましたね。

僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。――東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつもない挑戦 僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。――東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつもない挑戦
出雲 充

ダイヤモンド社
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ミドリムシを使った健康食品を売っている会社という認識だったのですが、他にもいろいろと取り組まれているとのことで、ミドリムシがいかにすごいかが力説されています。

東大発バイオベンチャーということで、やはり技術力は高いそうで、なんと世界で最初にミドリムシの培養に成功したとのことで、そこに至るまでの創業メンバーの苦労話なども描かれています。培養に成功する見込みがなかったから銀行に入行したとか、サラリーマンやりながらカバン持ちの企画を手伝っていたらそれがきっかけでライブドアから出資を受けられたが、ライブドアショックで間借りしていたオフィスが使えなくなった話とか、創業時の面白さや大変さが伝わってくるエピソードが多数描かれています。

ミドリムシが食料やエネルギー問題の解決に適した素材であると説いて、この本で書かれているほど画期的な素材であるのが、事実であれば、その培養化技術は広く開放されるべきだなと思いました。
エネルギーとして利用できるようになって本当にジェット燃料の代わりになるようであれば、石油メジャー以上の価値がある会社になりうるわけで、他社や学会での研究状況はどうなっているのかちょっと調べてみたくなりました。

基礎研究の要素があるベンチャーは、この本で描かれているユーグレナのように、まさに世界の最先端で誰も手をつけていないところに取り組んでいるケースも多数ありそうで、アイデアを形にすることが容易なウェブサービスの業界と大きく違っていて面白そうです。