ここ3ヶ月くらい、日本とその他2カ国を1ヶ月のうちにまわるというのを繰り返しています。ベトナム、日本、タイ、日本、インドネシア、日本、ベトナムといったような流れで日本へちょくちょく打ち合わせに参加するために帰りつつ、海外をまわっています。

いろいろな場所に滞在して仕事するのはそれはそれで刺激的で楽しいのですが、最近は1つの国に常駐して最低でも5年くらいはいないと、現地の専門的な知識が身につかないんじゃないかと思うようになってきました。いろいろとな国を出張ベースでまわって仕事しているのと、現地に腰を据えて取り組むのでは圧倒的にスピード感が違いますし、得られる経験や学習できる内容も全然違ったレベルになりそうです。同時並行で複数の国に携わるのは続けるとしても、どこか1つ日本以外でメインとする国を決めて、そこに定住しつつ他も見るように早く生活を切りかえたいです。

3月頭までインドネシアにいまして、現地の日系のネット企業、会計経理、人材などの企業をまわりつつ、たくさんの方に話を聞かせてもらってきました。最近立ち上げた人とくらべると、現地に定住して長くビジネスをやっている人は見ている世界が違うような印象を受けました。いろいろと知っているというだけでなく、やはり現地の友人関係や仕事仲間もたくさんできているようでした。

今のままだと中途半端だなというのをインドネシアである人から話を聞かせてもらっているときに急に感じまして、どこか選んでそこの専門家になろうと思いました。最低でも5年くらいは1箇所をベースにして、知見を貯めていきたいです。その国にいる日本人の中で一番現地のウェブマーケティング事情に詳しいという状態まで持ってくのは十分現実的な目標だと思うので、そのポジションを目指します。人生かけても専門家としては2つか3つしか国をカバーできなそうなので、同僚とも相談しつつよく考えて選ぼうと思っています。

オンラインではカバーできず、対面で誰かに聞くか、専門の会社に発注しないとわからないウェブマーケティングやサービス運営の情報やノウハウなどが東京に集中している面もあるので、東京の情報から取り残されないように工夫してみます。

話を個人から組織に切り替えますと、会社はせっかくチームつくってやってるわけなので、リソース分散するデメリットを考慮したうえで、複数の国を同時並行で進めるのがタイミングによっては必要になるでしょうし、実際に自分たちの会社でもそうしています。現地に会社をつくって、事務所をかまえて事業を行うことによって入ってくる情報にはものすごい価値があると思っているし、種を広い範囲で蒔いていったほうが長い目で見ると伸びそうなので、しばらくまだ増やしていきたいです。

現地に引っ越せる日本人か、現地人で責任者として適した人を都度探す必要があるので、これが大変そうです。しばらく住んでみないと5年程度の長期にわたって滞在できるかわからないですし、現地人を責任者として採用していったほうが早いかもしれません。
よく聞く大企業の駐在でたった2年か3年で日本に戻すというのは、会社にとってもその駐在員にとっても非常にもったいない仕組みですね。それくらい経過した時点でようやくだんだんと現地の事情を理解しはじめて、これから大きくビジネスをつくっていくというようなタイミングなので、そこで新しい人に入れ替えてしまったら引き継ぎするとしても都度ゼロからにリセットしているようなものだと思います。このようなもったいない状態を避けるためにも、できるだけ長く滞在できそうな人、もしくは現地に元から住んでいた人を探します。

近い将来には社内に東南アジアすべての国の専門家がいて、その人に聞けば、その国の自社の事業ドメインに関連した内容であればたいていのことはわかる、もしくは伝手をたどって調べられるという状態になるのが理想です。