タイのビジネスについて説明すると、たいてい日本とくらべて物価や人件費がどれくらい違うのかを聞かれます。食事やパソコンの価格、事務やプログラマなど職種別給料の相場感について、把握している範囲で話します。

日本とくらべて安いという感覚に無意識に引っ張られてしまうので、日本とコストをくらべる癖をなくしたほうがよいと考えてます。
現地の類似企業と比較して、設備投資の費用を決めたり、給与体系を決めたりするということです。

人月で課金して日本とタイの人件費の差額で利益を出すというようなオフショア開発や、
タイで商品仕入れて日本で売るというような仕事をしていれば比較も意味があるかもしれませんが、現地の市場を対象としてビジネスするなら、日本の感覚は邪魔にすらなると思います。考えるときの基準として使ってしまいかねないので、日本の情報や常識は頭から追い出したほうがよさそうです。

類似のビジネスをしている同業との比較や同じくらいの規模感の現地企業との比較をして効率がよくないと負けてしまうわけです。もちろん安く済ませればいいというものではありませんが、たとえばいる人の質が同じだったとして、他よりも人件費が高くなっていれば、それは商品やサービスに反映させざるを得なくなって競争力がさがり退場することになります。

現地向けのサービスを提供するときにはできるだけ日本人の比率を下げて、現地化をしっかり進めて、現地の会社とくらべてもコスト優位のあるところまで持っていきたいところです。