尊敬している方におすすめしてもらったので読んでみました。誰かに本を推薦してもらう機会ってほとんどないので、誰かに紹介してもらった本は小説や漫画なども含めて基本全部読むようにしてます。

日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり” 日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり”
山田 昭男

ぱる出版
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性善説に基づいて、社員を完全に信頼して経営しているので、ホウレンソウなどは不要というようなことが説明されています。著者は従業員にヤル気を出してもらうために、「餅を配る」必要があるとしていて、自由に働いてもらう、休みの日数を増やす、残業をゼロにするなどの取り組みをされているそうです。

現場のことは担当社員が一番知っているので、上司にいちいち報告してお伺いを立てる必要はなく、自ら判断しなさいという方針で上手くいっているようです。

「社員は、自分が考えて、自分で判断して、行動すればいい。」
「出張だって自分が必要だと思ったら、経理に請求して、勝手に出かければいい。上司への経過報告も相談もいらない。上司よりも多くの情報を持っていて、いいか悪いかを最も的確に判断できるのは、その場にいる自分なんだから。」
55ページから引用

会社を騙そうとする従業員が出てくることも自覚はしているけれども、あえて不正されやすくなるくらい自由にすることで逆に不正が発生しづらくなると考えているそうで、これは確かにそのとおりですね。社食の代金は自己申告制で食べた日数に応じて計算するが何度食べたかなど一切管理してない、出張の料金計算なども領収書は出させないなど、ごまかそうと思えばいくらでもできる状態にあえてしているとのこと。

創業したばかりのころのやる気がある人が多い環境であれば完全にホウレンソウなしで管理せずに進めたとしても基本みんな頑張るので仕事がまわっても、人数が100人200人と増えてくると段々と熱意を持って自ら動ける人の比率が下がってきて、管理をしないと1人あたりの生産性はどんどん落ちるという考えに僕は完全にとらわれてます。規模が大きくなっても完全な性善説でまわして利益を出し続けられているのはすごいです。タダ乗りや手抜きをする人が一定比率いることはわかっていても、あえてそれを残したままでもいいと考える器の大きさがあるんでしょうね。

また、差別化を重視しているとのことで、他と同じことしていたら儲からないというのが以下のように非常にわかりやすく説明されています。

5年くらい前まで「高額所得法人」のリストが公表されていて、経常利益4,000万円以上の法人が掲載基準になっていたが、国内の企業965万社のうち、8万社(3%)しかない。つまり、ほとんどの会社はたいして儲かっていない。

世間一般の会社が行なっていることにあわせることは、儲かっていない多くの会社とあわせることと同じ。なので、徹底して他と違うことをする必要がある。

他と同じものは作らない、ホウレンソウ禁止、残業禁止、人事部おかない、コピー機は一台、1人1人の席ごとに電気を消すようにしているなど変わった取り組みをしている。

似たような発想の経営者の本としては、「奇跡の経営 一週間毎日が週末発想のススメ」という本がおすすめです。