日本でうまくいっているウェブサービスをそのまま途上国に持って行けば、ノウハウはかなり先に進んでいるだろうし、1つに絞って頑張ってやっていけば成功するなんて思っていたのですが、最近各地の事情を知るにつれて、十分戦えはするけれども、そんなに甘くないということを実感しています。

たいていの日本でマーケットがあるようなサービスは、財閥のような大手が手をつけていたりします。資金力だけの勝負ではないので、専門のベンチャー企業が一点に集中して取り組み、さっさと進めれば勝つ余地は十分あると思います。しかしながら、同じような発想で優秀な人たちが創業していることも多いです。欧米への留学経験があったり、いわゆるグローバル企業にしばらく勤務していたような経歴のいわゆるエリート層の人たちで、いろいろと話を聞かせてもらったりするとすごく優秀な人が多いです。

たとえばタイでもアメリカの有名大学を出て食べログの類似サービスやってますみたいな人たちがいて、資金調達もしっかりしていて、かなり進んでます。欧米系や日系の資本が片手間でノウハウ持ち込んでやっても勝てそうにありません。

一方で、まだ誰もやっていない分野が多少は残っているのは事実で、きちんとしたサービスとして提供できれば化ける可能性も残っています。きちんと市場を調査してから取り組めば日本と比べればあいているところが見つけやすいと思います。

外国人である日本人が現地のマーケットで戦うことにメリットがある分野であれば多少はマシですが、たいていは現地人よりも不利になるでしょう。本当に現地の優秀な起業家たちと戦って勝つ見込みがあるのかを調べてから取り組みたいものです。